株の勉強

貸株サービスとは?

どうも!あらツーです。

株で利益を得る方法として、配当金を受け取るか、株の売買によるリターンの2パターンが思いつきますが、貸株サービスを利用して金利をもらうという方法をご存じでしょうか?

目次

貸株サービスとは?

貸株とは

自分の持っている株を証券会社に貸し、金利をもらうということ

最初にも述べた通り、普通は配当月になるか、株を売らない限りお金が入ってこないのです。しかし、貸株サービスを使えば株を保有したまま毎日貸株金利を得ることができます!また、貸株に出している銘柄も自分の好きなタイミングで売れます。株を返してもらわないと売れないとかそんなことはありません!

金利は一週間ごとに更新され、銘柄や証券会社によっても貸株金利の設定が異なりますが、楽天証券の場合でいうと、最低0.1%の金利がもらえ、多い銘柄では11%の金利がもらえる銘柄もあるようです(12月31日現在)。受け取る貸株金利は以下の計算で算出できます。

保有数量×終値×貸株金利÷365日=1日分の計上金利

これを毎日積み重ねていけばバカにできない金額になりますよね。証券口座で眠らせているだけでは配当月になるまで1円にもなりませんが、その期間も有効に使えますので、 後述するデメリットさえ許容できれば、私は是非取り入れるべきだと思っています!

※ちなみに貸株金利が高い信用売りが多い株価が下がりそうなので、金利目当てに株の購入はオススメしません。

権利確定日の受け取り方(楽天証券の場合)

貸株サービスで悩ましいのは、権利確定月の受け取り方です。楽天証券では3つの選択肢があります。

権利確定日の受け取り方

①金利優先 

②株主優待優先

③株主優待・予想有配優先

以下に概要と、個人的に思ったメリットデメリットを記載します。

①金利優先

これは名前の通り、貸株金利を優先するというプランです。貸し株は、証券会社に株を貸すということなので、自分が株を持っていないという判定になります。なので優待も配当金ももらえません。代わりに証券会社は、権利確定日だけ貸株金利を5倍にし、配当金相当額を渡してくれます。

メリット:貸株金利が5倍!優待がなく低配当銘柄しかもっていない場合にはおすすめ

デメリット:貸株金利は雑所得扱い。また配当金相当額も雑所得扱い。配当金相当額にはすでに20%の税金がかかっているため、20万円を超えると二重課税となる。

②株主優待優先

①では優待がもらえません。なので、権利確定日に株を一度持ち主に返して、優待と配当金をもらいます。一方、優待がない権利確定日は、配当金相当額だけをもらえるというのが②のプランとなります。

メリット:優待が得られる。

デメリット:配当金相当額が雑所得扱い。配当金相当額にはすでに20%の税金がかかっているため、20万円を超えると二重課税となる。また、長期保有による優待の恩恵を得られない。(証券会社に全部貸してしまうと、 名義が変更されてしまうため )

③株主優待・予想有配優先

権利確定日に株が返却されるため、配当金と優待が得られるのが③のプランとなります。

メリット:配当金と優待がもらえる。特定口座で配当金を受け取れる。

デメリット: 全部貸し出すと長期保有による優待の恩恵を得られない。(証券会社に全部貸してしまうと、 名義が変更されてしまうため)

私は優待ももらいたいし、配当金として特定口座でもらいたいので、③を選択しています。長期保有の優待条件がある銘柄は確実に手元に必要株数を残して、残りを貸株しています!

貸株サービスのデメリットは?

貸株サービス自体のデメリットは、証券会社がつぶれてしまうと、株が返ってきません。貸株中でなければ、証券会社が倒産しても、投資者保護基金が一人あたり1,000万円を上限に損失から守ってくれます。なので、証券会社の経営が危ないと感じたらすぐさま貸株利用をやめましょう。

また、倒産した際のリスクを考えたときに、リスクに見合った金利か?という観点では低すぎるかもしれませんね。

半年やってみて

このサービスを今年の6月くらいから利用し始めて、+1,986円の金利をいただくことができました。微々たる金額ですが、銀行でこの年利を得るのだけでも、2000万円が必要ですからね。その点を考えると是非やるべきサービスだと思います。

私はこれからも続けて、少しでも夢の配当生活に近づけるように頑張りたいと思います。

では!