株の勉強

「FIRE 最強の早期リタイア術」を読みました。

どうも!あらツーです。

以前、半分を配当等の不労所得、半分を副業の所得等で経済的独立をし、早期退職を目指す「サイドFIRE」について考えたブログを書いてみました。

https://aratwolife.com/asset-management/sidefire

この時は、FIRE後の生活のことを全く考慮していませんでした。FIREで肝となってくるのは、リタイア後、コロナショックのような大暴落があっても、資金尽きることなく安心して生きていけるか?ということでした。そこでFIREの知識をつけるため、巷で話題の「FIRE 最強の早期リタイア術」を読んでみました。

簡単なあらすじですが、30代でFIREを実現した著者の、極貧幼少期から社会人になるまでの話と、その生活で培った考え方、FIREまでの資産運用について、暴落時の資産の守り方、FIRE後の生活が書かれています。あのリーマンショックの大暴落も乗り越えてFIREを実現したので、アセットアロケーションや、資産の守り方、FIRE後の資産の取り崩し方などが大変勉強になりました。使えそうな知識を一部紹介&私のケースに当てはめてみたいと思います。

目次

サイドFIREするには

研究者たちによって、「退職者がポートフォリオの4%で、1年間の生活費を賄い、残りをインデックスファンドで資産運用していけば、30年以上資産が持続する可能性が95%」と、結論付けられました。これを「4%ルール」と呼んでいます。言い換えると、年間の支出の25倍の資産を準備できればよいということです。例えば240万円/年の支出とした場合、6000万円の資産を準備できれば、その4%(240万円)を取り崩し、残りをインデックス投資で運用していくことで、資金尽きることなく老後を全うできるという計算になります。

しかしフルフルのFIRE資産を準備するのは大変なので、半分の資産は準備(この例だと3000万円)、年間支出の半分は副業とかで稼ごうよ!というハードルを下げたのが、私が目指すサイドFIREとなります。以下のサイトで、自分の年収と貯蓄率を入力するとFIREまでにかかる年数が計算できるみたいです。

When can I retire

FIREまでの期間算出

貯蓄0円で、手取り500万円、支出240万、3%で資産運用するとして、FIREできるまでの期間を算出してみました。そしたら18年!

私が目指すのはサイドFIREなので、今の生活レベルを続ける前提であれば、大体10年で半分の3000万円を準備できるかなといった感じです。FIREするためには年収ではなく貯蓄率が大事となってくるので、貯蓄率を高め効率的に資産運用することができれば、さらにこの期間を短縮することができます。

4%ルールの成功率を上げるには

「4%ルール」は、95%の確率で成功すると言われていますが、5%の確率で失敗!します。リタイア直後に株式相場が暴落したりすると、資産が一気に目減りして、このタイミングで狼狽売りすると「4%ルール」失敗の大きな原因となります。

インデックスファンドで資産運用するので、資産が0になることはなく(個別株の場合は0になる可能性有)、いずれ元の値段に戻るはず(選択するインデックスファンドにもよりますが、、、)です。

世界恐慌時は元の値に戻るまで、5年の月日を要したようですし、大体5年間ポートフォリオを取り崩すことなく生活することができれば、どんな嵐にも負けないFIRE成功者になれると言えます。

私の場合だと、単純計算で240万×5年=1200万円(このお金のことを「現金クッション」と本書では呼ぶ)の準備が必要です。ETFで資産運用をすれば、分配金(このお金のことを「利回りシールド」と本書では呼ぶ)がもらえるので、そのことも踏まえると、現金クッションは以下で計算できます。

現金クッション

現金クッション=(年間支出ー利回りシールド)×年数

税引き後の分配金3%とすると、私の場合は、(240万円ー(3000万円×3%))×5年=750万円です。この金額であれば、3年くらいで準備できるかも。。。

つまり、私がサイドFIRE するまでにかかる期間は、「サイドFIRE期間10年」+「現金クッション準備期間3年」=13年てことになりますね!!!

FIRE後、基本的には株式が上昇したら、キャピタルゲイン+利回りシールド+副業、で1年の支出を賄い、株式が下落したら、利回りシールド+現金クッション+副業で1年を乗り切ります。サイドFIREは、副業頑張る前提なので、資金が足りなさそうなら、副業を更に頑張ったり、バイトするなどして足りない分を補完します!

まとめ

私が安全にサイドFIREするには後13年か。。。今回のコロナショックでは、暴落から数か月で半分以上株価を戻していましたが、将来同じようなことが起きた場合、その時はどうなるかわかりませんし、とにかく副業による収入を伸ばしていこうと思いました!!!

この本は他にも、支出の削り方、ポートフォリオデザイン、保険や不動産の考え方、FIRE後の海外旅行など書かれています。小難しくなくスラスラ読めますので興味があれば、是非一読してみてください。

そういえばこの本でも書かれていましたが、ポートフォリオデザインを本格的に意識しないと。。。まだ本業の収入があるので、リスク許容度が高く株式100%で運用していますが、FIREする頃までには株式と債券の割合を見直したいと思います。そのことについては別のブログに考えをまとめようと思います。

では!