株の勉強

従業員持株制度に入るべきか

どうも!あらツーです。

コロナショックで不安な日々を過ごしていますが、仕事の方はコロナ特需で大忙しです。先月の日経平均の大暴落で、勤務先の会社の株価も下がりましたが、安定した大企業ということもあり、だいぶ価格を戻してしまいました。優良銘柄なので本当は勤務先の株を購入したいのですが、インサイダー取引などに抵触する可能性とかよくわからないため購入していません。そこで勤務先の福利厚生の一つとして、「従業員持株制度」を取り入れているので、それについて調べてみました。

目次

企業が持株会やるメリット

長期保有の株主が増える

長期保有の株主が増えると株価の変動が少なくなるため、企業としては喜ばしいことです。しかも従業員持株制度は、給料から指定した一定の額を天引きして株購入に割り当てます。単元株(100株)集まらないと証券口座に振り替えできないし、引き落とせる時期というのは、インサイダー取引防止のため決まっていて、いちいち会社申請を出さないといけません。その間は売買できないので、長期保有の安定した株主を増やすことができます。

社員のモチベーションアップ

購入した価格よりも株価が上がれば、売った時の差額が社員の利益になります。利益を上げるために、社員は株価を上げようと業務を頑張るモチベーションにつながります。それで業績が上がれば、企業も社員もwinwinです。その反面、業績下がれば株価も下がりモチベーションが下がってしまうんですけどね。

従業員持株制度とは違いますが、決まった一定の価格で自社株を買えるストックオプション制度はまさに、社員モチベーションや、転職防止のための施策としてあります。

社員が持株制度をやるメリット

奨励金がでる

前述でも述べた通り、従業員持株制度を使う人が増えると、長期保有の安定した株主を増やすことができるので、企業としては是が非でも持株会に入ってもらいたいわけです。ほとんどの企業では福利厚生の一環として、積立額に応じて奨励金を出してくれます。(私の勤め先は8%とかだったような・・・。)

小額から計画的に資産形成ができる

日本の個別株は一部の証券会社を除き、単元株(100株)から購入できます。そのため、まとまった資金が必要なのですが、従業員持株制度では、自分で指定した小額を毎月給料から天引きし、その価格で買える株数を購入していきます。ドルコスト平均法で購入価格も平均化されるから、一括購入よりもリスクを抑えることもできます。

キャピタルゲイン、インカムゲインを期待できる

取得した株数が単元株を満たせば、会社指定の証券口座に振り替えることができます。もし購入価格よりも株価が高くなれば、キャピタルゲインを得ることができますし、そのまま保有していれば、配当や優待などのインカムゲインを得ることができます。証券口座に振り替えないと、優待はもらえませんし、自動で配当金再投資されます。

社員が持株制度をやるデメリット

流動性が低い

従業員持株制度はインサイダー取引の抑止のため、決まった時期にしか積立額の変更ができないし、証券口座への振り替えすることができません。しかも、証券口座に振り替えすることができるのは単元株からなので、それ未満であれば振替することができないです。この申請は勤め先の会社に一度申請を出す必要があるので、その申請が通るまで一定期間の猶予が必要となります。これは、多くのメリットを覆すぐらい、デメリットとなります。

コロナショックの大暴落があったとしても、申請時期ではないので、株の売買や、購入株数の変更ができないし、ただ指を咥えて暴落を眺めるしかできないです。これはかなりのリスクですよね。

結論

企業の特徴(事業内容、将来性、財務状況、配当性向)、投資の目的(配当目当て)、ポートフォリオの中のひとつとして考えるのであれば、やる価値があると思います。

私の勤め先は成長性は乏しいおじいちゃん企業ですが、事業内容も財務状況も安定しており、投資スタイルが配当金目当てなので、ポートフォリオのひとつに組み込むのは十分ありだと思いました!

キャピタルゲイン目当てだと、流動性の低さはかなりのリスクです。必ずしもおススメとは言えないので、メリット、デメリットをよく考えて投資判断をしましょう!私だったら、高配当銘柄に投資しちゃうかな。

では!