どうも!あらツーです。
YouTuberの高橋ダン氏著の「超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資――リスクを冒さずお金もちになれる方法」を読みました。
と言っても結構前に買って読んだんですけど、内容忘れてしまったのでもう一度読み、ブログに残しておこうと思います。
この本に記載されていることは、大体はダンさんのyoutubeを見ればわかることなのですが、それを丸っとまとめてくれていて、復習もしやすいのでお勧めです。
興味のある方は是非買ってみてください。
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目次
金に投資すべき理由
いつかくるクラッシュに備えて
金は暴落に強いです。
下図は2020年1月~12月までのダウ平均と金のチャートを比較してみたものです。コロナショックにより、2020年3月あたりから一気に下げ、その後ダウは元値に戻すまで6か月かかりました。一方、金は1か月で元値に戻しています。その後も、金はグングン価格上昇していました。
つまり暴落時に金を持ってさえいれば、○○ショックによる損失を、一部補完できる良い保険となるのです。
不況&インフレ対策
株は景気の影響を大きく受けますが、金は景気の影響を受けにくいという特徴があるため、不況&インフレの時の保険となります。
インフレには2パターンあります。
- 景気が好調で、給料が上がり、需要が増え、生産量が増え、物価上昇
- 景気は変わらないのに、何かの起因で生産コスト等が増え、物価上昇
①の場合は給料が増えているから、物価が上がってもうまく経済は回ります。しかし②の場合、需要が減り経済を停滞させ、不況へと誘います。株は①のときは景気が良くて株価上昇が期待できますが、②となると経済が低迷して株価を大きく下げてしまいがちです。しかし金は影響を受けずらく、株価が低迷したときの逃げ先としても買われやすいので、価格上昇も期待できます。
代替不可な有限の資産
金は代替不可な有限の資産です。
市場で売買されるモノの価格は需要と供給のバランスで決まります。金は、既に世界で19万トン採掘されており、地中に埋蔵されている金はわずか5万トン程度(しかも採掘困難なところにあるっぽい)しかありません。つまり、供給量の増加による価格低下の恐れはあまりないと言えるので、安心して保有ができます。
また最近ですと、有限な資産としてビットコインに投資している人もいると思います。しかし暗号資産全体という観点でみると、ビットコイン以外の新たな通貨が作られることがあるので、ビットコインは代替可能な資産となります。仮にビットコインより優れた暗号資産が作られたら、そちらに資金が流出してしまうかもしれません。そういう点を踏まえると、代替不可な金に投資するというのは、安心感があります。
各国の中央銀行が買っている(レジェンド投資家も、、、)
各国の中央銀行も、ある一定数の金を保有しています。レジェンド投資家ウォーレン・バフェットも金投資を始めた模様。
金はDXY(ドル指数)と逆相関しやすいです。ドルの価値が上がれば、金の価格が下がり、ドルの価値が下がれば、金の価格が上がりがちです。各国の中央銀行は、世界基軸通貨のドルを持つとともに、リスクを抑えるため逆相関の金を持っているようです。有名投資家はさておき、各国の中央銀行が金を保有しているということは、金という投資商品の価値を証明してくれているので、非常に強い後ろ盾だと思います。
歴史的にみて割安
歴史的に見ると金価格は上昇する力を秘めています。
金はDXY(ドル指数)と逆相関すると先ほど書きましたが、DXYはマネーサプライ(通貨供給量)とも逆相関します。新たなドルをたくさん刷って市場にばらまけば、1ドルの相対的な価値が下がるのはイメージしやすいかと。つまり、理屈ではマネーサプライが上がる→ドルの価値が下がる→金の価格は上がる!はずなので、マネーサプライが上がれば、金の価格も上がると考えられます。
しかし、金とマネーサプライの上昇率の比率をみてみると、歴史的に見ても割安ということが見て取れます。グラフ出力できなかったので、リンク先を参照ください。(というか、リンク先に本の一部がまとめられていますね。)
マネーサプライの上昇率が異常すぎるのですが、金の価格が2倍、3倍とあがったとしても、歴史的に見れば全然不思議ではないといえます。
あらツーの投資先
金に対する投資商品は、金の現物、金のETF、金鉱株、金鉱ETF、、、と沢山ありますが、初心者はETFがおススメです。金ETFだと、ドル建て商品でGLD、IAU、GLDM、また円建て商品で1326、1540などがあります。
投資商品はなるべく出来高が多い商品を買った方が良いため、ドル建てETFのGLDMに投資しています。GLDMは、GLDやIAUより経費率が一番安いので長期投資にはおすすめです。また、楽天証券の場合、GLDMは買付手数料無料で購入できます。無駄な出費を抑えれるのは非常に大事だと考えています。
GLDMの懸念点としたら、GLDやIAUと比べて出来高と純資産額が少ないという点です。これはGLDMが最近できたばかりのETFということが原因かと思っています。値動きはほとんど他のETFと変わらないので、次第にこの差は埋まってくるのかなと思います。
まとめ
この本は投資商品としての金の魅力を、歴史的な背景とかを含めたっぷり記載しています。是非、一度購読するか、ダンさんのyoutubeを観てみてはいかがでしょうか。そして、まだ金に対して投資していないという人も、いつかくる暴落に備え、毎月少額で良いので、金に対して積み立て投資を始めてみることをお勧めします。
今回は金のみにターゲットを絞って書きましたが、金以外にも貴金属には、銀、プラチナ、銅、パラジウム、、、などありますし、それ以外のコモデティだと、暗号資産や原油、穀物、、、と様々な投資先があります。決して金にだけに投資しておけば良いというわけではなく、他のコモデティ商品にも一定の割合で投資をすることが、大きく資産を築く肝になってくると思います。
何か参考になれば幸いです。では!