どうも!あらツーです。
今回は、テクニカル分析の中でも人気のMACDについて勉強したので、備忘録としてブログに残します。
何かしら参考になれば幸いです。
目次
MACDとは
短期のEMA(指数平滑移動平均線)と長期のEMAの、価格差をプロットした線がMACD(Moving Average Convergence Divergence)となります。
EMAは、SMA(単純移動平均線)と違い、現在の価格に、より重きを置いた移動平均線ということです。
SMAの場合、例えば25日SMAは、過去25日間の終値を足して、25日で割って平均値を算出します。しかし、25日前と現在の価格の評価価値を同等と考えてしまうのは正しいのでしょうか。。。?
コロナショック前後では、全く相場の雰囲気違うしね。過去より現在の方の評価価値を高くした方が、正しく分析できそう!
ということで、平均線を算出するときに、現在の価格にもっと重きを置いた計算方法を使って算出したのがEMAということだけ覚えておけばいいと思います!(本当はEMAの計算式も覚えると良いのですが。詳しく知りたい方はググってください!)
そして本題に戻りますが、MACDは以下の計算式で表せます。
MACD = 短期EMA - 長期EMA
代表的には短期は12日EMA、長期は26日EMAが使われます。この計算式で、チャートがゴールデンクロスしそうか、デッドクロスしそうかのタイミングや、傾きからトレンドの傾向がわかります。テクニカル分析をあまり知らない方も、ゴールデンクロスとデッドクロスという言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、軽く説明します。
ゴールデンクロスについて
長期の移動平均線を、短期の移動平均線が下から上に突き抜けたときがゴールデンクロスです。買いシグナルの一つとしてよく使われます。
これをMACDで考えます。
「短期EMAー長期EMA」は最初はマイナスの状態です。そこからどんどん差が縮まっていき、0になった瞬間、ゴールデンクロスとなります。そして「短期EMAー長期EMA」はプラスに変わって、その幅がどんどん広がります(上昇トレンド)。2本の線の幅が大きくなれば大きくなるほど、上昇トレンドの勢いが強いということです。
デッドクロスについて
長期の移動平均線を短期の移動平均線が上から下に突き抜けたときがデッドクロスです。売りシグナルの一つとしてよく使われます。
これをMACDで考えます。
「短期EMAー長期EMA」は最初はプラスの状態です。そこからどんどん差が縮まっていき、0になった瞬間、デッドクロスとなります。そして「短期EMAー長期EMA」はマイナスに変わって、その幅がどんどん広がります(下降トレンド)。2本の線の幅が大きくなれば大きくなるほど、下降トレンドの勢いが強いということです。
2本のEMAの距離が近づいたり離れたりするのを見ていれば、トレンド転換のタイミングや、トレンドの傾向が見えてくるわけか。
分析方法について
MACDと、MACDシグナル(MACDをn日平均した線)の2つの線を使います。代表的にn=9が良く使われます。
MACDを短期線、MACDシグナルを長期線として、この2本の線のゴールデンクロス、デッドクロス、傾きを見ていきます。実際のチャートで見てみましょう。
マイクロソフトの場合
MACDの方がチャートよりも早く、ゴールデンクロス、デッドクロスのシグナルが見えます(水色の点線)。
チャートの方は、トレンドが始まってから、クロスが起きてるね!気づくのがワンテンポ遅くなっちゃうね!
下降トレンドや上昇トレンドが始まってすぐにそのシグナルを確認できるので、売買の判断を早くできます。
MACDの線が0ラインから離れれば離れるほど、そして2本の線の幅が離れれば離れるほど、トレンドの勢いが増している証拠なので、そこも分析の参考情報になります。
しかし、早くシグナルが出る分、ダマシの場合もあるので、MACDだけで分析するのではなく、前回のブログで記述したストキャスティクスなど、他のテクニカル分析やファンダ分析などを併用して、相場のトレンドを分析しましょう。
では!