どうも!あらツーです。
最近、仕事の方が忙しくてブログ更新ができていませんでした(;^_^A
一方、投資は片手間で行っていますが、買いと売りのタイミングが感覚的なため、含み損は増すばかり、、、。このままでは、サイドFIREなんて夢のまた夢だ!と思い、本格的にテクニカル分析を勉強し始めました。
今回はオシレーター系の指標のストキャスティクスについて学習しましたので、備忘録として、ブログに残そうと思います。
もし、知らない人がいたら、少しでも参考になると幸いです。
目次
ストキャスティクスとは
ストキャスティクスとは、現在の株価が、ある一定の期間の中で見たときに、買われすぎなのか、売られすぎなのかを判断する指標の一つです。ある一定の期間の中の最高値と最安値と比較して、現在価格がどの位置にあるかを算出していきます。
例えば、下記のような期間のチャートがあったとして、この期間の最高値200円、最安値100円、現在の価格が180円だとします。
この期間の最高値を100%、最安値を0%としたときに、現在値は何%の高さの位置にいるでしょうか? というと、80%になります。
どう計算したかというと、100 ×(現在の価格ー過去n日間の最安値)÷(過去n日間の最高値ー過去n日間の最安値)です。
つまり、100 ×(180円ー100円)÷(200円ー100円) = 80%
この期間だけに閉じて言えば、80%だし、高水準(買われている傾向)と言えるねぇ。
ある一定の期間で、現在の価格が、買われている方なのか、売られている方なのかを可視化するのが、ストキャスティクスです。
では、上記の最高値、最安値の条件は変えず、現在価格だけを変えてみます。そして現在の価格が、どのくらいの高さの位置にいるかというと、、、
- 現在価格が160円とすると、60%
- 現在価格が200円とすると、最高値=現在値なので、100%
- 現在価格が100円とすると、最安値=現在値なので、0%
ストキャスティクスの計算式
なんとなくイメージ付きましたでしょうか。上記で求めた値が、ストキャスティクスの%Kという線になります。
そして、その%Kの数日間の平均値を出したものが%D、そして、%Dの数日間の平均値を出したものがslow%Dとなります。
- %K = 100 ×(現在の価格ー過去n日間の最安値)÷(過去n日間の最高値ー過去n日間の最安値)
- %D = m日間の%Kの合計 ÷ m日
- slow%D = x日間の%Dの合計 ÷ x日
一般的にn=14、m=3、x=3が良く使われます。
%K、%D、 slow%D….
なんで頭に%つけるんだろう。ややこしい。
いきなり%K、%Dとか出てきましたが、そういう名前のついた線だと思って、深く考え込まないようにしましょう。
では、これをどうやって分析に使うのかを紹介します。
分析方法について
分析には、%Dと slow%Dがよく使われます。
%Kは動きが激しすぎてダマシが多いので、より緩やかな動きをする%Dと、もっと緩やかな動きをするslow%Dの2本の線を使うことが多いです。
一般的に%Dが80を越えると買われすぎ、20を下回ると売られすぎと言われています。しかし、80を上回っているし買われすぎだから、売ろう。20を下回ってるし、売られすぎだから買おう。という判断には、ほとんど使えません。
例えば、毎日最高値を更新している上昇トレンドのチャートの場合、%Dは80を軽く上回りますし、逆に下落トレンドなら20を下回ることはよくあります。
ストキャスティクスの代表的な使い方としては、トレンドが転換したかどうかのタイミングを計るのに使います。(絶対的なシグナルではないので、他の分析手法、ファンダなど多角的な情報から分析が必要です。)
下記のようにしてトレンドが転換したかの参考情報とします。(この他にも使い方があるそうなので、気になった方は調べてみてくださいw)
- 80以上で%Dが slow%Dを下向きに突き抜けた(デッドクロス)場合、下落トレンドへの転換を示唆。
- 20以下で%Dが slow%Dを上向きに突き抜けた(ゴールデンクロス)場合、上昇トレンドへの転換を示唆。
では、具体的にオリックスのチャートで見てみたいと思います。
オリックスの場合
チャートの下に緑枠で囲っているのがストキャスティクスです。紫背景の部分が、ストキャスの20~80の範囲を表しています。線グラフの青線が%D、オレンジ線がslow%Dです。
20以下でゴールデンクロスしたところに青〇、80以上でデッドクロスしたところに赤〇をつけてみました。赤〇のところで売り、青〇のところで買い戻していれば、トレンドに乗れた取引ができたようですね。
でも、実際やろうとしたら、こんなうまくはいかないのよね~( ;∀;)
しかし、×を付けたところがあるように、必ずしもトレンド転換するわけではないので要注意です。ストキャスティクスだけを使っての分析は、トレンドを読み間違える可能性も大いにあるので、あくまでも参考情報として、他の分析手法と組み合わせましょう。
では!