雑記

「となりの億万長者」を読んだ感想

どうも!あらツーです。

このGWに、名著と噂の「となりの億万長者」という本を読了しました。この本を読めば億万長者に!という内容を期待していましたが、そうではなくアメリカの億万長者はどういう人が多いのか、億万長者のインタビュー結果を載せています。では簡単な概要です。

目次

概要

お金持ちとは?

この本では、純資産100万ドル以上もつ人を「億万長者」と定義してます。また「お金持ち」の定義に、期待資産額という独自指標を用いて定義しています。

期待資産額

年齢 × 所得 ÷ 10 = 期待資産額

(※この所得や期待資産額には遺産相続額は除く)

収入の多さや、働いた年月が長ければそれだけ蓄財できるって考えらしいです。そして、期待資産額の2倍の資産を持っていると「蓄財優等生」とし、半分以下であると「蓄財劣等生」と、この本では称しています。

資産を築く成功の秘訣

米国の億万長者のインタビューで見えてきた資産を築く成功の秘訣は7つだそうです。

資産を築く成功の秘訣

①収入よりはるかに低い支出で生活

②資産形成のために時間エネルギー金を効率的に配分

③お金の心配をしないですむことのほうが世間体を取り繕うより大切

④社会人となった後、親からの経済的援助を受けていない

⑤子供は経済的自立している

⑥ビジネスチャンスをつかむのが上手

⑦ぴったりの職業を選んでいる

とにかくこの本で出てくる蓄財優等生は、1に倹約、2に倹約、3、4がなくて、5に倹約している人です。そして資産形成のことを考える時間が劣等生よりも長く、いかにして出費少なく生活できるかに労力を費やしているそうです。

蓄財優等生の投資方針

蓄財優等生は株の売買はじっくり型のようです。

株の売買の頻度

何日かおきは1%未満

1週間おきは1%

何か月かに1度は7%

1年未満は9%

1~2年保有が20%

2~4年保有が25%

4~6年保有が13%

6年以上が30%

億万長者は銘柄を絞り、時間とエネルギーを集中してじっくり研究する。また、自分が知っている業界を投資先にしている人が多いそうです。

感想

私は立派な蓄財劣等生でした(;’∀’)

昇給制度とか働き始めた年齢にもよりますが、働き始めの20代サラリーマンでこの指標をクリアするのは結構厳しいものが。。。(ヾノ・∀・`)ムリムリ

日本の一般的なサラリーマンでは蓄財優等生になるためには、かなりリスクのある資産運用が求められそうです。

この本の中で印象的だったのは2点。

①ある億万長者がプレゼントで高級車をもらったけど、それを受け取らなかったという話。高級車と調和がとれるような身なり、家とか、ライフスタイルまでも変える必要があるから、受け取らなかったそうです。私なら喜んで受け取ってしまいそうですが、確かに調和とれるようにするとすると、かなりのお金を消費してしまいますもんね。

②質素でお金を使わないような人は、自分の子供や孫のプレゼントとなると歯止めが利かなくなってしまうことが多いという話。同じ苦労をさせたくないという気持ちからでしょうか。経済的援助を与えれば与えるほど、子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになるってのが面白かったです。よくメディアで取り上げられるのは、別荘が世界中にあります~とか、親が○○の社長で~とかいうよくわからない金持ちモデル?タレント?とかがまさにこれですね。子供や孫にはお金を使ってあげたくなる気持ちはわかるのですが、それがかえって、弱い子をさらに弱くすることにつながったりするそうです。

自分に子供ができたら、復習のためにもう一度読み返そうかな。すぐ実践につながるようなテクニックとかは一切記載されていませんが、倹約家が多いということはよくわかりました。本当のお金持ちは倹約家が多いのだから、収入の少ない自分が贅沢してどうするんだ!!!1日の出費を1000円以内に収める生活を頑張っていますが、続けていきたいと思います。興味があれば、読んでみてください。

では!